初恋

恋は最初じゃないのに巡り会うたびこわい

愛しさoverdose

結構大きい病院で、しがない内科医をやってます。
好きな人はアイドルの岸優太くんです。
出会ったのは2012年でした。ジャニーズにハマるのはちょっと……みたいな抵抗のあったわたしを、呆気なく一瞬で立派なジャニヲタにしたこの世で一番最高のアイドルです。
つらいとき、苦しいとき、悲しいとき、どんなときも岸くんに会いたい一心で頑張ってきました。
岸くんの笑顔を見るたびに、何とか明日も頑張ろうと思えてました。
大学の試験も実習も国家試験も、全部全部岸くんが原動力でした。
いつも与えてもらってばっかりでした。
救われてばっかりでした。

だから、今回の訳わかんないウイルスと面と向かって戦えるわたしは、いつも助けてくれた岸くんに少し恩返しができるのかなぁと思います。
正直めちゃくちゃいやです。別に感染症なんて専門じゃないし、こんな命の危険晒してまで…とも、仕事やめようかな…とも思わない訳じゃないです。
でもこれまで何度もわたしを救ってくれた岸くんが、これからも笑顔でステージに立つために力になれるなら、がんばります。

もしわたしが今回の件で命の危険にあったら、誰か岸くんに手紙でわたしのこのきもちを伝えてください(笑)
明日からもがんばります。

もしもあなたに出会わずにいたら

タイトルは宇多田ヒカルさんの初恋の歌詞のワンフレーズなんですけど、ここのフレーズが好きすぎて好きすぎて、いつも割りかしメンタルがえぐられるんですよね。

ドラマの挿入歌だったし、あの歌姫の曲だし、みんな知ってると思うんだけど、

 

"人間なら誰しも

当たり前に恋をするものだと

ずっと思っていた だけど

 

もしもあなたに出会わずにいたら

誰かにいつかこんな気持ちに

させられたとは思えない"

 

 

 

ここのフレーズが本当に突き刺さる。本当に優しいナイフで刺されたらこんな感じなんだろうなって感じ。

 

おたくがよく言う「おたくやめたい」は、本気でもあり冗談でもあると思っていて、わたしもよく言うし、友達にもよく言われる。

その度にお互い無理だよね〜とかって笑って終わるんだけど、結構最近真剣に考えることがあって。

「わたしおたくやめたらいくら貯金できるかなぁ?」と考えたときに、まぁ生々しい話はしたくないししないけど、まぁ結構貯まるなぁ…と気づいた。

貯金したら何ができるかな、交際費?旅行?ブランド物を買う?整形?ひたすら美味しいもの食べる?家買う?世間のおたくじゃないひとたちってそういうことに使ってるんだろうな、っていうのも分かる。

それに気づく度、おたくやめたいなと思う。湯水のようにチケットにお金使って、わたしの手元に残るのってほんと紙切れと自分しか分からない記憶だけだもん。

 

でも、わたし、岸くんに会わないと満たされないんだよね。岸くんに会えただけで、心の中にあるつらいこと、悲しいこと、しんどいことが全部まとめてどうでも良くなる。

世界百景を見るより、食べログの点数がめちゃくちゃ高い高級割烹料理屋に行くより、バーキン持つより、自分のお城を建てるより、岸くんの笑顔が見たいんですよ。

ただ笑っててくれたらそれでいい。いつまでも岸くんの瞳が明るい世界で輝いててくれたらそれでいい。

わたしのこのお金が岸くんの歩む道にある障害物や小石を取り除けるならどれ程素晴らしいだろうと思うし、それが出来るなら全財産投げ打っていいけれど、それは現実的に難しいしなぁ。

 

わたしにとって、これこそが初恋なんだろうな。

岸くんに出会わなかったら、他の誰かにこんな気持ちにさせられたとは思えないや。

 

初恋は叶わないって知ってるけど、彼がステージにいてくれる限り、ずっとずっとこんな気持ちにさせてほしいし、こんな気持ちでいたいな、ってそんなことを思うのでした。

 

何度も立ってきた帝国劇場のゼロ番に立てる舞台、今からすごくすごく楽しみです。

 

 

「僕じゃなきゃ In your heart」

「デビューが決まったら、いっちばん後ろの天井に入っておっきくなったねって泣いて、それからいっちばん前の席に入って、やっぱり変わらずこの人が大好きだなって泣きたいんだよね」

そんな馬鹿げた夢を一緒に語った友人は隣にはいなかったけれど、そんな夢を叶えてきました。


デビューコンサートツアー。

彼にとって人生で最初で最後。たぶん、わたしにとってもこんなに好きな人のそんな晴れ舞台を観るのは最初で最後。

本当に心の奥底から楽しみだけど、座席が分からない不安とかほんの少しの寂しさとかで情緒不安定な1ヶ月を過ごしてました。妙にハイになったり突然泣き出したり、完全にメンヘラのそれだった。ぶっちゃけ黒色の便が出たとき、「あ、やべ、リアルに胃潰瘍できたんだな…………」ってトイレでひとりで笑った。ぶっちゃけまじ不気味なメンヘラだったと思う。たぶん一般の人にはまったく理解できないストレスをガチンコで抱えながら、来るべきときを待ってた。


空中からなんかすごいお金のかかってそうなセットで降りてきた岸くんを見た瞬間、耐えきれなくて泣いたのは覚えてる。残念ながら感極まりすぎて、岸くんがどんな顔で前を向いていたかはっきりは思い出せないけど、だけどわたしにとって彼が誇らしい存在で眩しすぎたことだけは何故かすごくよく覚えてる。


彼が3人で活動していたときの曲、6人が今とは違う名前のグループで頑張っていたときの曲、彼がSexy Zoneの後ろで何度も何度も歌番組でもコンサートでもやってきた曲、いろんな曲をやってくれて、彼との思い出が走馬灯みたいに駆け巡って、あ〜〜わたし死ぬのかな?ってあの2時間半の間に5回は思った。

何度も横浜アリーナというステージに立ってる岸くんをこの目で見詰めてきたはずなのに、そこにいる岸くんはテレビの画面越しにいるような、手を伸ばしても触れなさそうな、そんな感覚に陥った。ああ、そういえば彼はあの知らない人はいないジャニーズ事務所からデビューしたんだった。馬鹿みたいだけど、そんな現実を思い知って、一番前の視界良好な席でそんなことを薄らぼんやり肌で感じてた。そんなわたしの気持ちを助長するみたいに、わたしの周りでは岸くんの顔が公式でプリントアウトされた団扇がたくさん揺れていた。


またその翌日わたしの手元に舞い降りたぺらぺらの紙はスタンド後列の番号が記載されていた。予定してた、やりたかった順番とは違うけれど、わたしの夢叶っちゃったと仲良しの友人にLINEで語りながら席へと向かった。

スタンドトロッコがこっちに向かってくるとき、またわたしの前にテレビの画面が立ち塞がる気がして震えてた。もうこれ以上、現実が見たくない。幻でいいから、岸くんを「好きな人」として見たい。そんなことを思いながら出してたわたしの団扇を見た岸くんは、今までと何も変わらない笑顔で優しい目で「おう!」とわらった。そのとき、わたしと彼のあいだには液晶画面なんて、存在しなかった。ちゃんと彼はそこにいた。


事務所と世間の彼らへの期待度を示すみたいに、たくさん新曲が用意されていて、惜しむことなくいろんな演出が準備されていた。わたしの期待値なんて軽く飛び越えて宇宙まで突き抜けてた。

なにより彼らはお膳立てされたそんなステージ以上に実力を以ってしてわたしたちを魅了してくれた。なにより楽しそうに、それからわたしたちを楽しませたいと、ステージに立ってくれた。

それだけで、わたしが岸くんを想うボルテージ爆上げするには充分すぎたのに、「自分のサイズの自分の衣装が準備されるのは幸せなこと」とぼそっと彼が言ったから、わたしの涙腺はもう一度決壊した。彼が歩んできた努力を知らない人たちが増えても、わたしが忘れないからそれでいいと思えた。


変わらないものなんてない。

永遠だってないのかもしれない。

出会ってからこれまでわたしは岸くんと過ごしているけど、岸くんはわたしと過ごしてるわけじゃない。だからすべて幻だと、ふとした瞬間に気づくかもしれない。

でも幻でいいから、ずっと岸くんを好きでいたい。わたしは永遠を信じたいし、岸くんがもっとでっかいグループにするって言ったから信じようと思う。いつか液晶画面がわたしの目の前から消えなくなっても、わたしは彼が大好きだと言いたい。


「僕じゃなきゃ In your heart」

そうやって他でもない岸くんが歌ってくれるから、このままいつまでも。

そう自分に願います。

浮気をしようとして失敗した話

2012年夏。はじめて出会ったときから、どうしようもなく心を奪われて、ああ、わたしはきっとこの子を好きになるだろうなと思った人がいる。

踊ってるところも歌ってるところも、それこそ頭のてっぺんから爪先まで愛しいなと思って、その子のファンになることを決意した。


それからはコンサートも舞台も映画の舞台挨拶も少年収も出来る限り自分の無理のない範囲で、彼から見つけてもらいやすい席に自分のために入っていた。と思う。

たまに金銭面で力尽きて妥協もそれなりにあったけれど、どの現場もすごく楽しかったし、すごく幸せだった。バドボで「お前がいれば怖いものなんてない」って指さされたり、手を握りしめてくれたり、わたしが呼んだら戻ってきてくれたり、すごくたくさん嬉しい思い出ができた。なにより彼がわたしをみて笑う顔が特別に好きだった。

たぶん、これから先もずっとずっと好きだろうなって確信に近い気持ちでずっといた。



そんな彼のデビューが今年1月突然決まった。

なにより嬉しかった。だれよりも幸せでいてほしい人の未来の展望が見えたことが、これから先もいろんな景色を見せてくれるであろうことが、嬉しかった。

デビューシングルもそれなりに枚数を買って、イベントも何とか当たって。直接自分の声で世界一大好きだってことを伝えられて、そうしたら彼はわたしのだいすきな優しい顔で「ありがとう、ありがとう」って手を握りしめてくれた。ああ、生きてて良かったな。この子のデビューが見届けられて幸せだな。って痛感した。


デビューしたら遠くなるから嫌だって言う友達もいたけど、全然そんな気がしなかった。きっと優しい彼はずっと優しいままで、今までみたいに構ってくれなくなっても、わたしは彼が笑ってる顔を見られたら幸せだから全然良いと思ってた。新しいファンよりずっとずっと胸の中に彼との思い出があるから大丈夫って思ってた。


なのに。

コンサートのチケットが全然手に入らなくて、ここ最近どうしようどうしようって焦燥感だけがわたしを蝕んでた。

大好きな彼をテレビで見る気も起きないくらい気が落ちて、7年目にしてはじめて「彼のファン、やめられたらなあ。」って心の中がぐるぐるして、そんな感情の昇華方法も分からないまま時間がただ過ぎた。

ぶっちゃけしんどかった。オタクじゃない人からしたら、何言ってんの?って感じだと思う。それならファンやめなよって感じだとも思う。でも、わたしにはそういう問題じゃなかった。


そんなとき、ふと流し見してた少クラで、7年ぶりに「あっ、いいな」を感じた。あのときみたいな電撃じゃないけど、好きになれそうな予感がした。

いま、すごく気持ちがしんどくて、会いたいのに思うように会えないもどかしさを抱いたままで沈んでいるくらいなら、他の子に目を向けてみよう。浮気、してみよう。なんならワンチャン、担降りしよう。



そう思って、チケットを譲ってもらって今日、会いに行ってきました。


行ってみて、幕が開いた瞬間、そこにはきらきらした世界が広がっていて、あ〜〜〜〜〜これだ!これこれ!!!わたしが渇望してる世界!!!!!!ってぶっちゃけ思った。

気になってた子はやっぱりめっっっっちゃかわいくて、楽しそうに踊ってて、エネルギッシュですごくすっごくよかった。ステージからわたしも若さを補填させてもらった。たぶん5才くらい若返った。純粋にすごくいいな、って思った。


なのに。

なのに!!!!!!


ああ、あれは彼がハロー春色で着てた衣装だな、クリエでハロー春色初披露したときかわいかったなあ…

この曲彼はこんな表現の仕方で踊ってて好きだったな…

彼ならこのタイミングならこんな風に煽るだろうな…

とかって結局担当のことばっかり考えてて、なんならちょっと泣きそうだった。気づいたら担当に会いたくてどうしようもなくなってた。今back numberとか聞くとたぶん号泣する。


正直わたしは、好き!って気持ちだけが100%占めてるわけじゃなくて、ここまでずっと一途に応援してきたし…みたいな承認欲求みたいなやつと、あと築いてきた時間への情が、彼を応援する理由なんだろうなって思ってた。

だからぶっちゃけほかにアテが出来たら、ころっといくかな〜〜〜??とか思ってた。


まぁ、要するに自分を甘くみてた。

そんなこと1ミリもなかった。めっっっっっっちゃくちゃべらぼうに担当のこと想ってた。大好きすぎて焦げそうなくらい焦がれてた。ごめんなさい、岸くん。やっぱりわたし、あなたしか見えません。再確認はできました。



というわけで、本日付けで、岸くんから岸くんに担降りします。

浮気?なに言ってんの?わたしは一途だよ。