初恋

恋は最初じゃないのに巡り会うたびこわい

もしもあなたに出会わずにいたら

タイトルは宇多田ヒカルさんの初恋の歌詞のワンフレーズなんですけど、ここのフレーズが好きすぎて好きすぎて、いつも割りかしメンタルがえぐられるんですよね。

ドラマの挿入歌だったし、あの歌姫の曲だし、みんな知ってると思うんだけど、

 

"人間なら誰しも

当たり前に恋をするものだと

ずっと思っていた だけど

 

もしもあなたに出会わずにいたら

誰かにいつかこんな気持ちに

させられたとは思えない"

 

 

 

ここのフレーズが本当に突き刺さる。本当に優しいナイフで刺されたらこんな感じなんだろうなって感じ。

 

おたくがよく言う「おたくやめたい」は、本気でもあり冗談でもあると思っていて、わたしもよく言うし、友達にもよく言われる。

その度にお互い無理だよね〜とかって笑って終わるんだけど、結構最近真剣に考えることがあって。

「わたしおたくやめたらいくら貯金できるかなぁ?」と考えたときに、まぁ生々しい話はしたくないししないけど、まぁ結構貯まるなぁ…と気づいた。

貯金したら何ができるかな、交際費?旅行?ブランド物を買う?整形?ひたすら美味しいもの食べる?家買う?世間のおたくじゃないひとたちってそういうことに使ってるんだろうな、っていうのも分かる。

それに気づく度、おたくやめたいなと思う。湯水のようにチケットにお金使って、わたしの手元に残るのってほんと紙切れと自分しか分からない記憶だけだもん。

 

でも、わたし、岸くんに会わないと満たされないんだよね。岸くんに会えただけで、心の中にあるつらいこと、悲しいこと、しんどいことが全部まとめてどうでも良くなる。

世界百景を見るより、食べログの点数がめちゃくちゃ高い高級割烹料理屋に行くより、バーキン持つより、自分のお城を建てるより、岸くんの笑顔が見たいんですよ。

ただ笑っててくれたらそれでいい。いつまでも岸くんの瞳が明るい世界で輝いててくれたらそれでいい。

わたしのこのお金が岸くんの歩む道にある障害物や小石を取り除けるならどれ程素晴らしいだろうと思うし、それが出来るなら全財産投げ打っていいけれど、それは現実的に難しいしなぁ。

 

わたしにとって、これこそが初恋なんだろうな。

岸くんに出会わなかったら、他の誰かにこんな気持ちにさせられたとは思えないや。

 

初恋は叶わないって知ってるけど、彼がステージにいてくれる限り、ずっとずっとこんな気持ちにさせてほしいし、こんな気持ちでいたいな、ってそんなことを思うのでした。

 

何度も立ってきた帝国劇場のゼロ番に立てる舞台、今からすごくすごく楽しみです。